> 「山さ、ございん」について
※「山さ、ございん」とは、宮城県地方の言葉で「山へいらっしゃい」という意味になります。
 南三陸町は分水嶺で囲まれた町で、町内に降った雨は全て川を通じて志津川湾に注いでいます。志津川湾は牡蠣や帆立、銀鮭などの養殖漁業が盛んで、震災前は毎年の様に新種の水生動物などが発見される程豊かな海を保っていました。これは森林や田畑、河川、人々の暮らし等、イヌワシを頂点とする動植物の生態系が健全に保たれていたためだと考えられています。
 南三陸町は東日本大震災で壊滅的被害を被りましたが、南三陸の森林は残りました。
 南三陸杉は樹高が高く、あまり太くならず緩慢(3~4mの上下の径級に差がない)、年輪が細く同心円状に均一、強度も優れ、芯材の色合いが明るいピンク色の美人杉と評され、建築用材として江戸時代より好まれてきました。この南三陸杉の良さを活かし、震災からの復興に山側から行動して行こうと南三陸杉による仮設住宅や公営住宅の建設に取り組んできました。また、南三陸杉の良さを知って頂きたいと森林・製材所見学会等を実施してきました。
 今、環境に配慮しつつ持続的に木材供給を行う国際森林認証FSCの取得を契機に、南三陸杉の付加価値を高めるべく家具や内装材などのデザイン力を学び、南三陸材の情報発信を目指して「山さ、ございん」プロジェクトを始めます。
 多くの皆様のご支援とご協力をお願い致します。
「山さ、ございん」プロジェクト
実行委員会
委員長
佐藤 久一郎
南三陸杉を使った、デザインに優れ、一生付き合える品質を備えた家具やインテリア製品を産み出していく事業の担い手育成のために。「デザイン塾」をスタートさせます。プレミアムなものづくりに参加したいという方、奮ってご参加ください。
※詳細はこちらをご覧ください
南三陸は、海の動物、山の植物だけでなく、山や森の動物が数多く生きるところでもあります。絶滅危惧種であるイヌワシも、数年前まで生息していたことが確認されています。豊かな環境の一部として共にいる「自然と暮らしの物語」を、語り部の方々からお聞きし、印刷物の形やこのWebサイトのコンテンツとしてまとめ、発信していきます。
※準備ができ次第、順次掲載していきます。ご期待ください
他の地域から南三陸を訪れてくださる方々に、林業の実際に触れ、また「生きものの物語」を体感していただくためのプログラムを企画し、実施のお手伝いをします。一般参加のプログラムだけでなく、企業の研修を兼ねたツアー等の開催にも取り組んでいきます。
南三陸森林組合
代表理事・組合長
南三陸山の会 会長
丸平木材(株)代表取締役
(株)佐久 専務取締役
南三陸ネイチャーセンター
友の会 代表
ダ・ハ プランニングワーク
代表
NPO東北開墾 理事
復興みなさん会
上山八幡宮禰宜
写真家
公益社団法人
日本写真家協会 会員
「山さ、ございん」プロジェクト実行委員会
〒986-0728 宮城県本吉郡南三陸町志津川字天王山138-3 南三陸森林組合内
お問い合わせ・ご連絡窓口
Mail info@yamasagozain.com