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11月12日(木)、南三陸杉デザイン塾の第4回が丸平木材(株)の南三陸杉クラブルーム予定地において開催されました。今回は「デザインの最終プレゼンテーションと講評」と題し、前回同様に小田原健主任講師と中山利一講師に出席いただき、塾生たちが前回持ち帰った課題をあらためて発表する場となりました。

約3週間という時間をかけて熟考した塾生たちによるプレゼンテーションでは、より具体的に描き込んだデザイン画や製作したプロトタイプモデル、さらにはがらりと方向転換したアイデアなどが発表。小田原氏と中山氏からは、「人が喜んで手にするための魅力付けが必要であること」や「製品化するために考慮しなければいけないこと」など、長年インテリア家具づくりに携わってきたプロならではの鋭いアドバイスを受け、塾生たちは真剣な面持ちでメモを取ったり、それぞれの意見を交わしたり、有意義な時間はあっという間に過ぎていきました。
課題をクリアしたデザイン案を順番に発表する塾生
また、南三陸杉のすばらしさを多くの人に感じとっていただくために、クラブルーム予定地に塾生の作品のほか、南三陸杉で作ったインテリア家具などを展示することが決定しました。床材・天井材、ベッドやバー・スツール、さらには子ども用のイスや積み木など、暮らしの中に南三陸杉を取り入れた唯一無二の展示ルームになる予定です。

次回デザイン塾のイベントは、12月10日(木)から12日(土)まで開催される「エコプロダクツ2015における成果発表」です。塾生全員が顔を合わせ活動する最後の場となった今回、ここまでを振り返って小野寺塾長は「これまでの道のりで、塾生皆さんの目標や到達点が明るく見えてきたと思います。エコプロダクツ展に出展が間に合わないものも、年度末の来年3月には完成品をお披露目できるよう頑張っていきましょう」と述べ、第4回のデザイン塾は終了しました。
(文責:事務局)